日本の医療をまるごと輸出し、現地の医療人材とともに世界標準の医療提供を目的に、2016年10月、当院は新興国・カンボジアに設立されました。質の高い医療の提供を追求し、患者様とそのご家族のために何が出来るのかを常に考えて診療を提供して参ります。皆様の「かかりつけ医」となり、地域の医療連携を推進し、「世界一信頼される病院」と認められるよう挑戦し続けます。
取締役(院長) 岡和田 学
サンライズジャパン病院は、カンボジア国内で、いつでも高度な医療サービスが受けられる場を提供し、当地の医療インフラの発展に寄与することで、カンボジアに暮らす皆様の健康な生活の一助になりたいという願いのもと開院しました。常駐している日本人医師や医療スタッフと共に、現地スタッフも理想の医療を追求するため日々研鑽し、医療現場の最前線としての責任感と誇りを持って活躍しております。当院は今後も、当地で求められる医療サービスを提供し続けることで、地域の一員として共に成長し、貢献してまいります。
代表取締役 松下 弘典
Sunrise Japan Hospitalは2016年に開院しました。日本の医師看護師やその他の医療専門家と十分なトレーニングを積んだカンボジアの医療スタッフと協力しながら高水準の医療サービスを提供するシステムを確立していきます。
名称 | Sunrise Japan Hospital Phnom Penh |
所在地 | #177E, Kola Loum Street, Phum 2, Sangkat Chroy Changvar, Khan Chroy Changvar, Phnom Penh, Cambodia |
連絡先 |
病院情報/予約関連: 023-260-152 または 085-432-022 メール: info@sunrise-hs.com Webサイト: http://www.sunrise-hs.com Facebook : https://www.facebook.com/sunrise.jhpp/ Telegram Channel: https://t.me/SunriseJapanHospital |
病床数 | 50床 |
診療科 |
15科 救命救急科 / 外傷外科 / 感染症科 / 総合内科 / 一般外科 / 消化器科 / 循環器内科 / 遠隔コンサルテーション / 脳神経外科 / 脳血管内治療科 / 神経内科 / リハビリテーション科 / 健康診断 / 小児科 / 産婦人科 |
2009.Apr |
東アジア・アセアン経済研究センター (ERIA)調査実施 |
2011.Apr |
日本国経済産業省(METI)調査開始 |
2013.May |
シハモニ国王に謁見 |
2013.Nov |
市民公開講座開催 安倍晋三 首相 ご臨席 |
2014.Apr |
カンボジア商務省に Sunrise Healthcare Service Co.,Ltd の会社登記 |
2014.Sep |
Sunrise Japan Hospital 起工式 |
2014.Oct |
カンボジアでのスタッフ研修開始 |
2015.Jun |
JICA融資契約締結 |
2015.May |
JICA研修にて日本国内の病院でのカンボジア人スタッフ教育開始 |
2016.Aug |
カンボジア保健省より病院許認可取得 |
2016.Sep | 開院式 フンセン首相 ご臨席 |
2016.Oct |
グランドオープン |
2018.Jan |
小児科(外来・入院・手術)開設 |
2018.July |
母乳外来開始 心理カウンセリング開始 |
2020.Sep |
産婦人科(外来・入院・手術)開設 |
2024.Apr |
循環器内科(外来・入院・手術)開設 |
サンライズジャパン病院では皆様が病院をご利用しやすいように会員制度を設けています。ご希望によって、プランを選択できます。会員の方には、健康増進を目指した定期的なセミナーへのご参加の機会、また健診のクーポンなどを提供致しますので、ぜひご利用ください。
ブロンズ | シルバー | ゴールド | ||
健康診断 パッケージ | ベーシック | |||
アドバンス | ||||
サービス料割引※1 | 10% OFF | |||
20% OFF | ||||
健康セミナー | ||||
入会費 | 10 $ | |||
年会費※2 | 無料 | 120 $ | 320 $ |
※1 サービス料の割引は、医師の診察料および入院ベッド料が対象となります。
※2 メンバーシップの価格は、予告なく変更する場合がございます。予めご了承下さい。
[お電話でのお問い合わせ]
または 023-260-151 / 023-260-152
078-260-151 / 078-260-152
[Emailでのお問い合わせ]
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カンボジアでは、必要最低限の生活水準を維持するために必要な収入を示す「絶対的貧困ライン」を下まわる方の割合が 農村部で17%、都市部(プノンペンを除く)で13%、プノンペンで3%と見積もられています(2004年) カンボジアでは、日本のような国民保険が普及していないために、医療費は全て自己負担となる方も少なくなく、十分な医療が受けられない方がまだ多くいます。そこで、私たちは全ての方に対して医療を提供することを目指し、「AKAHIGE」プロジェクトを行っています。 「AKAHIGE」は、治療に励む医師と患者の交流を通し、愛や生きることの美しさを描く黒沢映画の医師「赤ひげ」が語源となっています。
十分な医療が受けられない、十分な医療に関する教育が受けられない方に対して、地方訪問健診や保健活動を行い医療・医療知識の啓蒙活動を継続的に行っています。また、支払い能力がないと認められる方が救急搬送され、当院でしか行えない治療が必要だった場合は、治療費の補助を行います。
それ以外に、私達はカンボジアの医療者や医療関連学生の教育活動を積極的に行い、支援に頼らず自分たちで現地の医療を創り上げることを目指し、「施しだけの医療」「富裕層だけが十分な医療を受けられる」という現状から一歩越えた、新たな国際協力スキームを創造していきます。
私たちは脳神経外科を中心とした高水準の日本式医療サービスを提供する救命救急センターの設立・運営を行うとともに
①人材育成: On-the-Job TrainingKitahara style certification教育機関設立を行いカンボジア国内での医療水準の向上やASEAN各地に必要とされる医療人材を育成していきます
②町おこし、国おこし: 「医療」をツールとして社会課題解決を促す地域産業モデルを形成し、カンボジア国内、新興国の経済発展に寄与します。
③日本医療のショールーム化: 日本の技術、産業、文化のショールーム化を行い、医療産業および医療周辺産業のパッケージ輸出を行います。
Sunrise Japan Hospitalを運営する株式会社 Sunrise Healthcare Serviceはカンボジア救命救急センターの設立・運営を目的に3つの日本企業が協力することで設立しました
①日揮株式会社: 1928年に設立された日本でトップのエンジニアリング会社です。 株式会社 Sunrise Healthcare Serviceに対しては過半数を出資し新病院の経営を行います
②株式会社INCJ (産業革新機構): 産業競争力強化法に基づき設立された官民出資の投資ファンドです。 株式会社 Sunrise Healthcare Serviceへの出資支援と新病院経営のサポートを行います
③株式会社Kitahara Medical Strategies International (KMSI): 日本でもトップクラスの脳卒中治療実績を持つ医療法人社団Kitahara Neurosurgical Instituteのグループ企業です 新病院では病院運営及び医療関連業務全般を担いますカンボジアスタッフの日本国内での教育に加え総勢30名の日本人スタッフを派遣し高機能・高品質な医療サービスを提供するとともに現地での人材育成を行います
臨床研究を実施する際には、文書もしくは口頭で説明・同意を行い実施します。
臨床研究のうち、患者への侵襲や介入がなく、診療情報等の情報のみを用いる研究や、余剰検体のみを用いる研究は、指針(『人を対象とする医学系研究に関する倫理指針』)に基づき、対象となる全員の方から個別に、直接同意を得ることはせず、研究に関する情報を公開し、さらに拒否の機会を保障するようにしております。これを「オプトアウト」と言います。
オプトアウトを行っている臨床研究は下記の通りです。研究への協力を希望されない場合は、下記文書内に記載されている各研究の担当者までお知らせください
Journal of Epidemiology and Global Health
International Journal of Health Policy and Management
International Journal of Environmental Research and Public Health
臨床研究結果 |
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タイトル: |
非感染性疾患に対する医療サービスの地域格差が深刻なカンボジア |
作者: |
Yurie Kobashi, Hong Chhay, Thyryfong Savat, Manabu Okawada, Masaharu Tsubokura, and Yoshifumi Hayashi |
結果: |
サンライズジャパンホスピタルのスタッフにより、Kaoh Peam Reangの貧困地域で、無料の医療相談と薬の処方などが行われました。 研究参加者の総数208名のうち、25人(12%)が喫煙者で、44人(21%)が飲酒を行なっておりました。 80人(38.5%)が高血圧を持ち、44人(21.2%)がBMI25以上でした。 アルコール飲酒と喫煙の習慣は、男性において多く見られました。 医者への医療相談の主訴は、頭痛(18.3%)、腰痛(14.4%)、足・手の痛み(13.9%)、関節痛(10.1%)、呼吸困難(10.1%)が多い傾向でした。 カンボジアの貧困地帯の農村部では、慢性疾患や慢性疼痛に関する医師の診察の医療ニーズが高い可能性があります。 |
研究結果の掲載: |
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掲載日: |
Oct/01/2020 |
臨床研究結果 |
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タイトル |
カンボジア首都にある私立総合病院を受診した救急患者の入院率の地域差:3年間の観察研究 |
作者 |
Yurie Kobashi, Sophathya Cheam, Yoshifumi Hayashi, Masaharu Tsubokura, Veyleang Ly, Chanakara Noun, Takehiro Kouzuma, Buntongyi Nit, Manabu Okawada |
結果 |
2017年1月から2019年9月の間にSJHの救急部を受診した計6,167人の患者を分析対象としました。 入院や転院が必要となった患者の割合は、首都からの距離が長いほど増加しました。 初診で診察を終えた患者の割合は、首都からの距離が遠いほど減少しました(p<0.01:カイ二乗検定)。 ロジスティック回帰分析の結果、年齢、時間、季節を調整した多変量解析では、首都に比べて農村部の入院率は男性でのみ有意に高いです。 カンボジアの首都にある私立総合病院を受診した救急患者の入院率は,首都からの距離が長いほど高い傾向があります。 |
研究結果の掲載 | International Journal of Health Policy and Management |
Publication date: |
May/19/2021 |
臨床研究結果 |
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タイトル |
都市部におけるメタボリックシンドロームとその構成要素の有病率 |
作者 |
Miharu Tamaoki, Ikumi Honda, Keisuke Nakanishi, Sophathya Cheam, Manabu Okawada, Hisataka Sakakibara |
結果 |
研究に参加された6090人(男性3174人、女性2916人)のうち、MetSの有病率は男性60.1%、女性52.4%であった。 |
研究結果の掲載 | Journal of Epidemiology and Global Health |
Publication date: |
Aug/10/2022 |
臨床研究結果 |
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タイトル |
カンボジア首都の私立総合病院を受診した救急患者の入院率における地域差: 3年間の観察研究 |
作者 |
Yurie Kobashi, Sophathya Cheam, Yoshifumi Hayashi, Masaharu Tsubokura, Veyleang Ly, Chanmakara Noun, Takehiro Kozuma, Buntongyi Nit, Manabu Okawada |
結果 |
2017年1月から2019年9月までにt当院の救急部門を受診した患者計6167人を解析対象とした。 |
研究結果の掲載 | International Journal of Health Policy and Management |
Publication date: |
May/19/2021 |
臨床研究結果 |
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タイトル |
カンボジアの障害者における社会人口統計学的特徴の違い |
作者 |
Kanika Kep, Yurie Kobashi, Erica Jynn Abarca Lopez, Masaharu Tsubokura, Manabu Okawada |
結果 |
結果、障害者の割合は年齢が上がるにつれて大幅に増加することがわかった。 |
研究結果の掲載 | Journal of Rural Medicine |
Publication date: |
May/17/2022 |
臨床研究結果 |
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タイトル |
農薬による症状数と関連する脆弱グループと保護習慣 |
作者 |
Yurie Kobashi, Lihorn Srou, Masaharu Tsubokura, Yoshitaka Nishikawa, Ngy Laymithuna, Songhy Hok, Manabu Okawada |
結果 |
観察された症状数は女性の方が1.16倍多く(P=0.004)、就労期間とともに増加し、年齢とともに減少した。 |
研究結果の掲載 | Journal of Rural Medicine |
Publication date: |
Oct/17/2022 |
臨床研究結果 |
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タイトル |
カンボジア都市部におけるメタボリックシンドロームに関連する生活習慣要因 カンボジア都市部における |
作者 |
Miharu Tamaoki, Ikumi Honda 1, Keisuke Nakanishi, Maki Nakajima, Sophathya Cheam, Manabu Okawada, Hisataka Sakakibara |
結果 |
結果、カンボジア人のMetSと有意に関連する生活習慣は以下のことが示された。 |
研究結果の掲載 | International Journal of Environmental Research and Public Health |
Publication date: |
Aug/23/2022 |
臨床研究結果 |
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タイトル |
COVID-19がカンボジアの医療ツーリズムに与えた影響からの教訓 |
作者 |
Makoto Kosaka, Yurie Kobashi, Kensuke Kato, Manabu Okawada, Masaharu Tsubokura |
結果 |
COVID19の時代、医療ツーリズムの喪失によって多くの患者が影響を受けている。 |
研究結果の掲載 | Public Health in Practice |
Publication date: |
Nov/02/2021 |
臨床研究結果 |
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タイトル |
カンボジア、プノンペンの私立総合病院を受診する高齢者の経済的負担の不一致: 3年間の横断研究。 |
作者 |
Yurie Kobashi, Khemvitou Sok, Yoshifumi Hayashi, Hong Chhay, Masaharu Tsubokura, Kimhab Chou, Nobukazu Hokamura, Akihiko Ozaki, Yoshitaka Nishikawa, Manabu Okawada |
結果 |
参加者の人口統計学的特徴を表1に示す。 図1に患者の年齢分布を示す。線は2018年のカンボジアの人口 ピラミッドである。0-19歳の割合、 20~59歳、60歳以上の割合は、それぞれ8.22%、53.47%、38.31%であった。38.31%であった。人口減少ノッチは クメール・ルージュ政権下の厳しい戦争の影響を受けた40代前後である。 図2は、各年齢層の参加者数の順次変化を示している。各年齢層の参加者数の順次変化を示す。 図3は10歳ごとのOOPPを示している。 図4-aは3つの年齢群(19歳以下、20~59歳、60歳以上)の男女別OOPPを示している。 |
研究結果の掲載 | Public Health in Practice |
Publication date: |
Dec/04/2022 |